筋トレをするときに増量するのはなぜ?【初心者向け解説】

Why do you increase the amount of weight when doing strength training?
筋トレを始めた人

筋トレをするときに増量するのはなんでだろう?
教えてほしい!

筋トレをする時に増量するのは筋肉をより成長させるためです。

筋肉を成長させるためには栄養が必要で、筋トレで筋肉を太くしようと思ったら今までよりも多くの栄養を取らないといけません。

その結果増量することがあります。

筋トレをする目的は人それぞれ。

体を絞りたい人や体を大きくしたい人もいます。

そして体を大きくしていきたいときに起こるのが体重の増加です。

今回は筋トレする時になぜ増量するのか?について解説していきます。

記事の内容
  • 増量する理由
  • 増量期とは
  • 増量のポイント
この記事を書いている人

中学3年生で筋トレを始める

体育学科卒、元ジムインストラクター、ストレングスコーチの資格有(CSCS)

楽しく筋トレできるようになるための知識・情報を執筆中

マサです
目次

増量する理由

Question mark on blackboard

筋トレをしていると「増量中」「増量期」という言葉を聞くことがあると思います。

そんな時「なんでわざわざ自分で体重を増やしているの?」と思われたかもしれません。

でも、筋肉の成長には必要なことなんです。

筋肉のもととなる筋タンパク質は普段、常に合成と分解を繰り返しています。

その合成と分解のバランスで、合成の方が高まった時に筋肉が太くなります。

筋トレはその合成のスイッチを入れるためのものなんですが、筋トレをしただけでは体は成長しません。

栄養が必要です。

筋トレをするということは普段の生活以上にエネルギーを使うことなので、普段と同じ分のエネルギーでは足りなくなってしまいます。

体重を減らしていく時はこの「足りなくなっている状態」が大切なのですが、体を大きく、筋肉をつけようと思ったらエネルギーをたくさん摂取する必要があります。

ちなみに、人間のエネルギーは「消費」と「摂取」と大きくふたつに分けることができます。

消費は「使うエネルギー」で、摂取は「取り入れるエネルギー」です。

体型を変える時に大切なのがこの2つを理解すること。

簡単にいうと、「消費>摂取エネルギー」の状態であれば、取り入れたよりもたくさんのエネルギーを使っているので体に蓄えられなくなり、体はやせたり、脂肪が減っていくことになります。

反対に「消費<摂取エネルギー」であれば、取り入れるエネルギーが多いため、体を成長させたり、余った分を体に蓄えたりすることができます。

筋肉を大きくしていくときにはこの「消費<摂取エネルギー」の状態を作ることが必要で、そのため食事をいつもよりたくさんとり、結果増量するというわけです。

増量期とは

Increasing arrows

先ほども出てきた「増量期」というのはボディビルダーなどのアスリートが計画的に増量するために使うやり方で、時期を区切って栄養をたくさんとりながら、トレーニングもたくさんして、体を大きくしていきます。

時期を区切って計画的に増量することで、体重が増え過ぎてしまったり、脂肪がつきすぎるのを防ぐ狙いもあります。

ただ、増量しただけでは体は重くなってしまいますし、脂肪もついてしまいます。

そのため増量期と一緒に減量期という体重・体脂肪を減らす時期を設定し、自分の理想とする体に近づけていきます。

ボディビルダーの人はこの増量と減量を計画的に行なっていて、自分の体型を変えるプロです。

その考え方を学ぶことで、ボディビルの大会を目指していなくても、より効果的に筋トレを行ったり、理想の体型に近づくための勉強になります。

ボディビルに関しての本もあるので参考にしてください。ちなみにAmazonキンドルの読み放題を使っている方は無料で読めます。

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増量のポイント

Woman pointing

筋トレにおける増量はあくまでも筋肉を成長させるためのもの

そのため理想を言えば「筋肉だけ」増やすことができれば最高です。

ただ実際はそれはできないので体を大きくする時には脂肪もついてきます。

増量の際には、そのついてくる脂肪を抑えながら増量することがポイントです。

なぜなら減量期を設定していても脂肪を落とすのは大変だからです。

また一般的に減量期には摂取するエネルギーを減らします。

その際エネルギーが今までより不足した分、体は筋肉を分解しエネルギーに変えようとします。

筋肉が分解されてしまっては増量して筋肉をつけるという目標が達成できません。

そのため増量期からなるべく脂肪をつけないように体重を増やし筋肉をつけていくことで、減量する幅を最低限で済み、筋肉を落とさずに脂肪を落とすという減量期の目的が達成しやすくなります。

また脂肪を抑えながら増量することがいいのは、トレーニングにも影響するからです。

体に脂肪がつき過ぎてしまうと、体を動かしにくくなることもあります。

今まで動かせていた範囲で体を動かせなくなると、筋肉に十分な負荷を与えることができず、効果的な筋トレができません。

まとめ:筋肉をつけるには増量することも必要

Painting of a man with a muscular upper body

体脂肪を減らしながら筋肉量を増やすということもできますが、今より体を大きくしたいと思った場合には今までよりも体重が増えてしまうことはあります。

それ自体は体を成長させるためなので問題はありません。

ただ、無計画に増量すると後で体重を減らそうとした時に大変になります。

自分に必要なエネルギーなどを計算して計画的に増量することができればより理想の体型に近づきやすくなります。

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